環境と技術

代表的な設備リスト

機械設備(溶接機)
ISIMATSU IR-700MA 4 コベルコROBTIX
天吊りタイコロボ TH-5700ESH-SP 1 コベルコROBTIX
連結コア M-MP1-C2-A00 1 コベルコROBTIX
大組ロボ溶接ツーアーク M-MP1-C2-A00 1 コベルコROBTIX
大組ロボ溶接レグアーク M-MP1-C2-A00 1 コベルコROBTIX
大組ロボ溶接レグアーク M-MP1-C2-A00 1 コベルコROBTIX
機械設備(その他)
裏当て用治具 SD-850型 1 中部機販商事
大組立仮付治具 1 創研
開先機 MODEL KH 1050 1 DAITO
コラム開先機 VZⅡ-600W 2 SHINX
切断機 HK 1000 CNL 1 AMADA
組立ロボット SBA (STEEL BEAM ASSEMBLER) 1 ZEMAN
PL仕分けロボット SPS (SCANNING & PLATE SORTING) 1 ZEMAN
検査設備
ワイドエリア三次元測定機 WM-3000 1 KEYENCE
FARO Focus Laser Scanner Focus70 1 FARO
XR L'OCZHIT 2 NTTドコモ
HoloLens Trimble XR10 1 Trimble

ソフトハード両面で生み出す高精度な製品

  • 013Dモデルでの打ち合わせ

    現場説明会や打ち合わせには、BIMで作成した3Dモデルを用いています。
    2D-CADの平面図に比べ視覚的に情報を伝えられるため、施主様にとってわかりやすく、説明する方の効率も格段によくなっています。

  • 02工作図の作成

    建築物の各部分の納まり、接合部の詳細、工場加工に必要な寸法などを表した工作図は、BIMを使って作成します。
    以前は床に実物サイズの現寸図を描いて寸法取りをしていた作業が、BIMの導入によりパソコンで行えるようになりました。情報はデータ化して一元管理しています。

  • 03一次加工

    調達した材料は、組み立てる前に切断・孔あけ・開先などの加工をします。
    H形鋼のような大型形鋼はバンドソーを用いて切断し、切断バリはグラインダできれいに取り除きます。
    孔あけは建方時にボルト接合するためのもの。開先は溶接の継手に設ける溝のことです。

  • 04組立

    一次加工した部材を、工作図に基づいて柱や梁などに組み立てます。
    製品精度、溶接品質に影響を及ぼす重要な工程であり、熟練した組立担当者の技能と自主チェックにより品質確保に努めています。

  • 05溶接

    組み立てられた柱や梁を溶接で接合します。
    溶接の有資格者が手動で行う「被覆アーク溶接」「半自動溶接」と、ロボットが行う「ロボット溶接」があります。
    ロボット操作にも必要な資格があり、溶接担当者の技能向上に努めています。

  • 06製品検査

    できあがった製品は寸法や外観を細かくチェックします。
    外観だけでなく溶接内部にも欠陥がないか、超音波探傷器を用いて非破壊検査します。
    精度の確認にもBIMを活用。この厳しい検査が高精度を守っています。

  • 渡邊鐵工所の誇る技術

    特殊構造物

    2002年日韓共同開催サッカーワールドカップの会場にもなった、小笠山総合運動公園スタジアム“エコパ”は、パイプを使用した特殊な形状のため、現寸展開が複雑で、高い精度を要求されました。

    また、四面ボックスと多数の銅板で構成された仕口は、半導体工場の鉄骨柱に使われた部品ですが、柱脚内部が複雑な構造で、組立・溶接及び検査に多工程を有し、精度確保が難しい製品です。